突然ですが、あなたには大切な人はいますか?

私にはいます。父・母・兄・妹、そして妻と娘です。私にはかけがえのない存在であり、いつまでも大切にしたい人たちです。

しかし一方で「所詮、全員他人だ」という気持ちもあります。冷たく聞こえるかもしれませんが、自分という人間以外他人であることは純然たる事実なので仕方ありません。後述しますが、そのように割り切る方が精神衛生上も楽になり、ストレスも大幅に減ります。

私たちは所詮、自分にとって繋がりがある他人を「家族」「友人」「恋人」などの名称で呼んでいるだけです。自分以外は他人であって、自分以外の他人と関わることで、私たちの生活は成り立っています。

あなたも早くその事実に気づきましょう。家族だろうが友人・恋人だろうが、いくら繋がりが深かろうが、自分以外は全員「他人」です。

「自分以外は他人」と考える一番のメリットはストレスの軽減

自分以外は他人と割り切ることによって、ストレスを軽減することができます。これは、そもそも相手に期待しなくなるからです。私たちが誰かに対してストレスを感じるのは、「自分の思い通りにならないとき」が大半です。

  • 夫が全然家事をやってくれなくて腹が立つ
  • 子供がなかなか言うことを聞かなくてイライラする
  • 電車でマナーが悪い人を見るとストレスを感じる

今適当に思いついたものをざっと挙げてみましたが、どれも「自分の思い通りにならなかった」という共通点があります。このように誰かに対するストレスは他人に期待していることによって引き起こされます。

そもそも自分以外の他人なんて自分がコントロールことは絶対に不可能なのですから、そんな他人に「自分の思い通りになってほしい」と考えるのは全くの無意味です。

大人になったら身長がほとんど伸びないのと同じように、自分の力で変えられないものは、決して変えられません。

よって、誰かに対してストレスを感じた時は「所詮自分以外は他人だから、思い通りにいかなくて当然か」と割り切ることで、ストレスを軽減させることができます。

諦めるというより「受け入れる」という感覚です。

物事に対する価値観は、100人の人間が集まれば100個あるのが当然です。最初から相手に期待せず「ま、自分以外は他人だから価値観なんて違って当然か」と思えるようになれば、途端に心理的負担が軽くなります。

「自分以外は他人」と割り切るのは、最初は難しい

とはいえ、いきなり「自分以外は他人だと思え!他人に期待するな!」と言われても、実践するのは難しいと思います。

特に最初の頃は「自分以外は他人と思っていても、やはりどこか他人に期待してしまう…」ということが往々にしてあります。というより、ほとんどの場合そうです。

最初はあまり効果を実感できないと思いますが、誰かに対して怒りを感じるたびに「まぁ、自分以外は他人だから価値観が違うのは当たり前だよなぁ」と繰り返すうちに、イライラを感じることが減ってきます。

少しずつ、日ごろから「自分以外は他人」と考えてみてください。

イメージとしては、筋トレのようなものです。筋トレを繰り返して筋肉が成長するように「自分以外は他人」と意識することを繰り返していけば、次第に相手への期待が少なくなってきます。

自分以外の他人に期待しても、ぶっちゃけ良いことはありません。どうしても他人に期待してしまうあなただからこそ、日ごろから「自分以外は他人」と意識してみてください。

自分以外は他人と認識すれば、きちんと言葉で伝えられるようになる

「自分以外は他人」と認識すると、自分の気持ちをきちんと言葉で伝えられるようになります。他人に対して「自分の気持ちを察して」と勝手な期待をすることがなくなるからです。

例えば相手に「〇〇してほしい」と思った場合、それをきちんと言葉に伝えるようになります。

知人によると、私は周囲から「言いにくいことをはっきり言ってくる面倒くさいやつ」と認識されているようなのですが、これは「自分以外は全員他人だ」と割り切っているからです。

自分以外は全員他人なので、所詮言葉にして伝えないと自分の気持ちなんて相手は分かりません。その事実に気づいているからこそ、私はハッキリと自分の意見を言うようにしています。上司だろうが関係なく、です。

しかしながら、世の中には「言わなくても分かるだろう」という自惚れも甚だしい人間が数多くいます。ハッキリ言って「言わなくても分かるだろう」というのはただの甘えです。

自分からコミュニケーションを放棄しておきながら、自分の思い通りにいかなかったら喚き散らす。ただの子供ですね。エスパーじゃないんですから、自分の気持ちは言葉で伝えないと、相手は分かってくれません。

だからこそ、自分以外は他人と割り切りましょう。そうすれば、相手に一切期待しなくなり、きちんと自分の気持ちを伝える癖がつきます。

終わりに

記事中でも述べましたが、「自分以外は他人」と割り切るのは、最初はなかなか難しいと思います。まずは少しずつでいいので、日ごろから自分以外は所詮他人と割り切って過ごしてみてください。

いずれ、それが当たり前のように思えてきます。これが当たり前のように感じられれば、勝手に相手に期待してイライラすることは減ってきます。